助産師さんのえんむすびコラム

Vol.14【子育て期】赤ちゃんの水分補給はどうしたらいいの?

Vol.14【子育て期】赤ちゃんの水分補給はどうしたらいいの?

2025年05月09日 17:30

Vol.14【子育て期】赤ちゃんの水分補給はどうしたらいいの?


えんむすびコラムへようこそ。

子育て案内所えんむすびの助産師なおです。


コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について

お答えしたり、情報を発信したりしています。



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少しずつ気温が上がり、暑さも感じる季節になりましたね。

新緑がまぶしく、お散歩したり、ピックニックしたりと、外に出る機会も増えてくるようになり

そんな時に気になってくるのは赤ちゃんの水分補給やその方法のこと。


「水分補給はどうしたらいいですか?」という

質問や不安の声も多く届くようになりました。

子どもも大人も発汗が多くなってくるので

脱水予防も意識を向けて安心して過ごしていきたいですね。

では、言葉を発することはできず「のどが渇いた!」と自ら表現することができない赤ちゃんの場合、

水分摂取のタイミングをどう判断したら良いのでしょうか?



今回は、その1つの目安をお伝えしていきたいと思います。


  1. 生後1年未満の赤ちゃんに必要な1日の水分量 は?

  2. 水分摂取のタイミングは?

  3. 水分摂取のポイントは?





1.<生後1年未満の赤ちゃんに必要な1日の水分量>
________________________

体重1㎏あたり約125~150mlと言われています。

ex)体重5㎏→625~750ml

  体重8㎏→1000~1200ml

________________________


これは母乳やミルク、離乳食などの水分量も含みますが

季節や体調により水分が多く失われる場合などは、

必要に応じて摂取量は要調節となります。



2.〈水分補給のタイミング〉

 ①朝やお昼寝後の起床時

 ➁お散歩やお出かけなど外出後

 ③お風呂の後

 ④食事中

 ⑤就寝前 

 ⑥その他適宜


3.〈水分摂取のポイント〉

・新生児期~離乳食初期・中期頃

 母乳やミルクに含まれる水分で補給されるので、基本的には水分補給は不要です。

 状況に応じて、授乳に影響のない程度にのませるはOKです


・離乳食後期以降

 離乳食が3回食となり、授乳回数や量が少なくなってくるようになったら

 水分(白湯や湯冷まし)を補給していきましょう


・飲み方は、スプーンやマグ、カップ、ストローなどお子さんに合う方法を選びます


・少量ずつこまめに飲ませます




以上、ポイントになりますので参考にしてくださいね。



お子さんの月齢や食事の進み方によって個人差はありますので

授乳や離乳食、体調などに合わせて水分摂取していきましょう。

そして

ママやパパ、大人のみなさんも忘れずに

のどが渇く前にこまめに水分を摂とりながら

毎日お子さんと元気にすごしていきましょうね!

水分で潤っているからだはめぐりも良くなり

活力にあふれ

体力維持や健やかさにつながりますよ。





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