
Vol.12【妊娠期・子育て期】受援力って、知ってる?
2025年04月11日 16:18
えんむすびコラムへようこそ。
子育て案内所えんむすびの助産師なおです。
コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について
お答えしたり、情報を発信したりしています。
今回は、vol.11「自分のご機嫌は自分でとろう」の続きで
『受援力』という言葉をお伝えしていきますね。
自分で自分をご機嫌にすることと同じように
ご提案したいことは
人に「頼ること」「甘えること」を是非練習してみること!です。
頼ったり、甘えたり、人にゆだねることは
決して怠けることではなく、あなたに力がないことでもありません。
題名にもありますが「受援力」という言葉を聞いたことはありますか?
簡潔にいうと、「受援力」とは、他者に助けを求め、快くサポートを受け止める力を言います。
困ったとき、
心配なとき、
ふとしたときに、
相談できる人や頼れる人は、いますか?
・何でも自分でやらなければ!
・自分の力で解決しなくちゃ!
・自分でやった方が早い
・頑張れば何とかなる!
・これくらいで甘えちゃいけない!
・周りのママもみんなも頑張ってるし・・・。
・(夫や家族に)心配かけたくない。
などと、
無意識に一人で抱え込み、悩み、頑張っているママや妊婦さん達に
私は多く出会ってきています。
これを読んでくれている全てのみなさんに
このメッセージをお届けします。
~~~~~~~~~~~
もっとまわりに頼って良いよ
甘えてもいいよ
弱音吐いても良いんだよ
もう十分頑張ってるよ
あなたのまわりには力になってくれる人いっぱいいるよ
思いを聞いてくれる人がいるよ
気持ちを吐き出せる場所もあるよ
ソッと寄り添ってくれる人がいるよ
ひとりじゃないよ
~~~~~~~~~~~
思いや悩みが堂々めぐりしたり、
息詰まったり、
苦しくてどうにもならない時
そんな時はどうか
自分だけで何とかしようとするのではなく
自分を追い込むのではなく
SOS をだして良いのです。
必ずしも解決はしないかもしれないけれど、
フッとした言葉に救われたり、
気づきがあったり、
気持ちが軽くなったり、
視野が広がったり、
俯瞰して自分を客観視することができるかもしれません。
妊婦さんも産後も
自分ひとりの事だけを考えているわけではないですし、
子どもを育てる日々は新しいことの連続で
喜びや楽しみと併せて、不安や心配も隣り合わせの日々。
だからこそ、
どうかひとりで抱え込まずに、
貯め込み過ぎずに、
困った時には助けを求める「受援力」を思いだしてほしいと思います。
もしかしたら、
はじめは「力を貸してほしい」 「〇〇だと助かる」 「お願い~!」 「助けて~」 「無理~」等と
声を出すことは
とっても勇気のいることかもしれない。
でも、大丈夫!
ご家族だけでなく、
お友達や
ご近所さん、
子育て支援センターなどの先生、
行政の保健師さんや心理士さん
病産院の先生や助産師さん、
たまたま出会った方
など、
まわりを見渡すと寄り添ってくれる人は必ずいます!!
あなたの力になりたい!と思う人はいます。
だから、安心して下さいね。
そして
甘え、頼られる側も、力になれる喜びや役立つことに嬉しさを感じるものです。
自分の心をゆるめる時間をもつこと=受援力を発揮することは、
「自分のことを大切にすること」でもあります。
心の中にちょっとしたゆとりがもてると
からだの緊張もやわらいだり
喜怒哀楽の感情や五感を味わうことの豊かさも感じられるでしょう。
子育てを楽しみながら、
是非まずはご自分の心に栄養とゆとりを与えることを優先に、大切にしてくださいね。
子育て案内所えんむすびの相談や案内も気軽にご利用くださいね。
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