助産師さんのえんむすびコラム

Vol.13【妊娠期】お産を考えると怖くて不安。どうしたらイイ?

Vol.13【妊娠期】お産を考えると怖くて不安。どうしたらイイ?

2025年04月25日 15:40

Vol.13【妊娠期】お産を考えると怖くて不安。どうしたらイイ?


えんむすびコラムへようこそ。

子育て案内所えんむすびの助産師なおです。


コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について

お答えしたり、情報を発信したりしています。



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Q. お産を考えると怖くて不安。どうしたらイイ?


妊婦さんや出産を経験したことのある方は

多かれ少なかれきっと感じたことがある思いではないでしょうか?


でも、その一見マイナスと捉えられる感情は、

自然に湧いてくる素直な感情であり

じつは悪者ではないのです。

ですから、否定することも排除する必要もありませんのでご安心くださいね。


だからといって、

ずっと放置したり、見ないフリをしていると

まだ起きぬ予期せぬ不安や心配は膨大にふくれあがり、

収拾突かず、押しつぶされてしまい兼ねないので、

上手につきあっていくことがコツになります。


では、どうしたら良いの?という点を

少しお伝えしたいと思います。



ここで質問です。


Q.あなたはどんな感情でお産の日をむかえたいですか?

  あなたはどんな気持ちで赤ちゃんをむかえたいですか?


ここは、頭で考えすぎることなく

素直に自分の思いをそのまんまの言葉で書き出してみることをお勧めします。


考えたことない!という方も

いまいちど自分の気持ちと向き合ってみてくださいね。


そうすると

自分の中で‘今’の状態と‘理想’の状態が見えてきます。


まずはここがスタートなのです。


ただただ「不安だな、、」 「怖いな、、」だけを感じているだけでは

正直何も状況は変わりません。


人は未経験のことはだれしも怖いし、不安になるものです。


その原因は、

たいていは知識や情報の量と質の差であることが多いと感じてます。

これから起こるであろうことに対して知識や情報をもち

ある程度の目安を知っていることで、

不安や心配は程度はゼロにすることはできなくても、変わってきますし、

今、自分にできる準備や対策が出てくるものです!!


つまり

「どんな感情でお産の日を迎えたい?」という理想の状態と

今の不安や怖さの要素(原因)をみると

「じゃあ、理想の状態に近づくために何ができるだろう?」と

次のステップとして、自分なりに具体的な行動が見えてくるのです。


例えば、

「陣痛がこわい!」のであれば、「陣痛はなんのためにあるのかな?」と考えてみたり、


「出産のとき体力が続くのか?耐えられるのか?がすごく不安」であれば、

今よりの体力アップできるよう、今から運動を考えてみることが出来ますし、


「呼吸法が心配」なのであれば

どんな呼吸法があるのかを知り、練習していくことができますよね。



ほんの少しだけ、考える角度を変えてみるだけで

見える景色も行動も変わってきます。


ですから、

ぜひ、自分の気持ちを知ったうえで、

積極的に情報や知識を自ら探しにいってほしいです!



とはいえ、

ひとりで全て行うことは難しいですし、

手探りばかりでは疲れてしまいますよね。


そんなときの為に、私たち助産師のような専門職がいますので

ぜひ、頼ってほしいです。

一緒に考えていきましょう♪


かかりつけの医師や助産師さんに聞いたり、お話したり

両親学級・母親学級などに参加したり

本を読んだり(SNSやネットよりも本が良いです)するのもいいですし、


妊婦さんが集まる場や会に参加したり

妊娠中から‘かかりつけ助産師さん’をみつけることはお勧めです。


探してみると、

案外近くに頼れる場や助産師さんはいると思いますよ。


えんむすびでは個別相談やアドバイスもできますので

気軽にご連絡くださいね。





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