vol.4 【妊娠期】出産場所、どう選んだらいいの?
2024年11月08日 15:54
こんにちは。子育て案内所えんむすびの助産師なおです。
新しいいのちを授かり
最初に考え、決めることは
「出産する場所はどこにしようかな?」という方も
多いことでしょう。
自宅から近い場所?
里帰りする?
医療設備が整っているところ?
無痛分娩も気になる、、、
家族も一緒に過ごせるところ?
食事がおいしいところ?
など様々な思いはありますよね。
そして、
いざ出産する病院・産院を調べはじめると
病院やクリニック、助産院や自宅出産など種類がいくつかあって
何が違うのかわからない、、、となることもあります。
出産する施設も減少傾向にあるなか、
自分の理想に合う場所をみつけることに
難しさを感じる地域もあるでしょう。
そんな状況下ではありますが、
様々な条件や状況を考える前に
まずは
「どんなお産をしたいか?」と
漠然としたものでもよいので
イメージしてみることを勧めています。
暮らしの中にある出産。
新しい家族が増えることは人生に大きな変化がうまれるものであり
女性にとってはいのちがけでもあります。
安心安全であることは医療者も妊産婦さんも大前提。
ママと赤ちゃん、ご家族にとって幸せな出産となるよう
「どんなお産にしたいかな?」と
一度自分の気持ちと向き合い、
考えてみてはいかがでしょうか?!
そうすると、
・赤ちゃんを迎えるときに、どんな自分で(こころも体も)いたいかな?
・今から自分にできることは何だろう?!
・誰と一緒にお産したい?
などの思いも自然とわいてくるようになりますし、
自分に合った出産場所も絞られてくると思いますよ。
その上で
以下に挙げるリストを参考にして考えてみて下さいね。
①出産場所の種類
➁選ぶときに考えるポイント
①出産病院・産院の種類
・周産期母子医療センター、大学病院
・総合病院
・個人病院
・クリニック
・助産院、自宅
➁選ぶときに考えるポイントリスト
【距離】
・自宅から産院までの距離(通いやすさ)
【医療面】
・出産スタイル
(仰臥位分娩、フリースタイル分娩、水中分娩、ソフロロジー分娩、無痛分娩など)
・バースプラン、アフターバースプランの有無
・医師、スタッフ数、小児科医や女医の有無
・出産費用
【施設面】
・部屋(個室・大部屋)
・母子同室、別室
・授乳スタイル(母乳、混合、ミルク)
・家族の付き添い有無
・入院期間(経腟分娩、帝王切開分娩で日数が違います)
・妊娠中から産後までの産院のフォロー体制
・院内助産、助産師外来の有無
・オープンシステムの有無
【その他】
・既往歴、現病歴(合併症)の有無
・里帰りの有無
・サポートの有無
・育児休暇、育児休業を取得する?しない?
心もからだも大きな変化のある妊娠・出産は
ライフステージが変わり
大きな経験となります。
ご家族みんなで幸せな出産となるようご参考になさってくださいね。
また、子育て案内所えんむすびでは、
対面・電話・メールで直接助産師とお話できますので
おひとりで考えたり、悩んだりせずに
気軽にご利用くださいね。
___________
【助産師可能時間】
水・木・金曜日
15時00分~19時00分
0480-48-5501
___________
次回のコラムは、11月末【子育て期】の内容です。
こんなと知りたい!などご要望・リクエストも受け付けております。