
Vol.22【子育て期】 1-2歳児、なぜ、物を投げるの?
2025年09月18日 16:47
VOl.22 【子育て期】1-2歳児、なぜ、物を投げるの?
えんむすびコラムへようこそ。
子育て案内所えんむすびの助産師なおです。
コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について
お答えしたり、情報を発信しています。
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「最近、物を投げるので困ってます」
「何でも投げるから、外に連れて行きたくても危ないので行けない」
「つい怒ってしまって、、、。どんな対応したら良い?」
「せっかく作ったご飯も、ポイっとするから悲しい」
1歳~2歳児のお子さんのいるみなさん、いかがでしょうか?
けっこう多くの方が悩んでいることの1つです。
つかんだものを所かまわず投げると
人にあたってしまったり、
怪我につながったり
物が壊れたり、
傷ついてしまったり、
その場が汚れてしまったりと
不安やまわりへの配慮も気になりますよね。
ママやご家族の中には
「気が荒れてしまっているのではないか?」と心配される方もいるでしょう。
では、なぜ、お子さんはモノを投げるのでしょうか?
じつは、
わる気があるわけでも、
困らせようとしているのではなく
成長過程のひとつなのです。
「落とすとこんな音がするんだな」
「これはコロコロと転がっていくなぁ」
「こっちから投げたら、どうなるのだろう?!」など
いろいろと考え、感じながら体験しているのです。
落としたり、投げた後のお子さんの表情や動きを
観察したことはありますか?
ぜひ、観察してみて下さいね♪
モノを持ち、持ち替えたり
ジッと眺めたり
考えこんだり、
喜んでいたり
不思議そうに驚いていたり、
色んな様子や表情が見れると思います。
モノを投げるという行為は
興味や好奇心からの行動であり
赤ちゃんにとっては‘学び’ ‘遊び’ の感覚なのです。
「楽しい」 「おもしろい」という赤ちゃんの気持ちに共感しながら
お子さんの視点にたって物事をみてみると
大人にとっても発見になることでしょう。
また、モノを『投げる』 『落とす』という行為は
当たり前ではなく、すごいことなんですよ。
手先や体の使い方を身につけて、
ステップアップしている証拠です。
とはいえ、
何でも投げてOKなのではありません。
「どんなことに気をつけたらいいの?」を以下に挙げますので
参考にしてくださいね。
・投げられて困るもの、危険なものは近くに置かない
・投げてもいい環境をつくる
・人に向かって投げた時やたべものを投げた時は、
目を見て理解できる言葉で伝える
(理解できる年齢ではなくても、繰り返し伝えていくことが大切!)
・他の遊びに誘ってみる、気をそらせる
安全な環境をつくりながら
お子さんの成長過程の1つとして見守っていけたらよいですね。
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