助産師さんのえんむすびコラム

Vol. 25【妊娠期・子育て期】赤ちゃんの睡眠リズムは、妊娠中からつくられる？！

えんむすびコラムへようこそ。

子育て案内所えんむすびの助産師なおです。

コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について

お答えしたり、情報を発信しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は、赤ちゃんの睡眠リズムについてです。

赤ちゃんの睡眠リズムって、

どう形成されていくか知っていますか？

実は、お腹の中にいる時のママ（妊婦さん）の生活リズムが

生後の赤ちゃんの睡眠リズムに関係していることがわかっています。

生後3-4か月頃になると昼夜のリズムがついてくるのですが、

その土台が妊娠中から形成されているということです。

というと、

産後のママさんの中には「わたしに理由があったのね…」と

思ってしまう方もいるかもしれませんが、

決して過去を責めたり、悲観したり、反省することはありません。

いつからでもリズムは調整していくことはできるからです。

だから、安心してくださいね。

今の状況から、合う方法を見つけていきましょう。

睡眠の質や時間、リズムの整え方は

赤ちゃんも子どもも、大人も基本は同じなので、

赤ちゃんのためにも

ご自身のためにも

参考にしてくださいね。

そもそも、

なぜ、赤ちゃんの睡眠リズムを整える必要があるのでしょうか？

「ママが寝たいから、、、」という声が一番多く聞こえてきそうです。

はい、もちろん、ママもしっかりと眠りたいですよね。

赤ちゃんが低月齢の場合は、

赤ちゃんの成長・発達のために

こまめな授乳が必要な時期なので

まとまった睡眠時間をとることは

正直難しいことが多いです。

実は、その分、妊娠後期から産後数か月は

短時間で深く眠れるからだに変化しています。

とはいえ、ママこそ睡眠はとても大事なので、

ママが良質な睡眠がとれるように

赤ちゃんの睡眠リズムと同じように

ママのリズムも整えていきましょう。

なぜ、赤ちゃんは睡眠が必要なの？にもどると、

・脳の発達を促す

・心身の安定　（集中力や行動につながります）

・免疫力向上

（免疫力アップにより風邪や肌トラブルをおこしにくくなります）

赤ちゃんはまだまだ体内時計が未熟なので、

規則正しさを繰り返しながら

体内時計や睡眠の質、リズム、時間が

育っていきます。

では、何からはじめたらよいでしょうか？

リズムを切り替える前に

とても大切なことがあります。

《ステップ１》

現在の1日のスケジュールを知ること！です。

同じ月齢や年齢であっても、

生理的欲求の程度や体力などは

個別性はあるので

まわりと比較せずに

各々、振り返ってみてくださいね。　

　　　↓

Q.授乳や補完食、食事の時間は何時ごろ？

Q.お昼寝や睡眠はどんなペース？

Q.どのくらい活動すると眠くなったり、グズったりする？

Q.眠い時は、合図がある？ない？

Q.眠りに入る時のパターンは？

（自分で寝る？寝かしつける？など）

そして、

1日のリズムやお子さんのリズムが見えてきたら

次に意識していくことは１つ！

↓
《ステップ２》

早寝早起き　

たったこれだけです。

とてもシンプルですね。

繰り返しになりますが

これは大人も、

赤ちゃんも、

子どもも

同じです。

★早寝早起きの３つのポイント★

①毎朝、同じ時間に起きる、起こす

　…寝る時間が遅くなったとしても、起きる時間は変えない

②朝日を浴びる

　…朝日を浴びることでセロトニンが分泌され、

　　セロトニン分泌が夜のメラトニン分泌に関係し、

　　自然な眠気を促します

③就寝前のルーティン行動を決める

　…スマホやテレビなど視覚・聴覚刺激を抑える

　　絵本や音楽、照明などを工夫し、リラックス環境をつくる


まずは、難しく考えずに

この中からできることを

意識してやってみてください。

朝に光を浴びることは、

思っている以上にからだにとっては

とても大切なことなんですよ。

産後のママや赤ちゃんだけではなく

これからご出産予定の妊婦さんも

是非、参考にしてくださいね。

個別でのご相談もおこなっていますので

気軽に下記をご利用くださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

子育て案内所　えんむすび

【開所日】

火～金曜日　11:00－19:00

　　土曜日　 9:00－17:00

【助産師相談】

水・木・金曜日　15:00－19:00

方法：対面、電話、メール

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊