Vol.24 【育児期】イヤイヤ期?!かんしゃく?! どう対応してる?
2025年10月09日 19:20
VOl.24 【育児期】イヤイヤ期?!かんしゃく?!どう対応してる?
えんむすびコラムへようこそ。
子育て案内所えんむすびの助産師なおです。
コラムでは、妊娠期から乳児期における何気ない質問や素朴な疑問について
お答えしたり、情報を発信しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回は、イヤイヤ期やかんしゃくについてです。
*床にひっくりかえってしまう
*泣き叫んだりする
*なんでも物を投げたりする
*ものに自分の頭をぶつけたりする
*暴れて手がつけられない
etc
こんなお子さんの行動に
「どうしたら良いだろう?!」
「どんな対応したら、いいの?!」
と手がつけられずに思い悩む時期があるでしょう。
年齢別の一般的な特徴をあげてみますね。
________________
◆乳児期(0歳~1歳)ごろ =生理的な反応
この年齢の赤ちゃんのかんしゃくは、
生理的な反応であり
ごく自然なことと言われています。
・お腹がすいた(空腹)
・眠い(眠気)
・痛い
・おしっこ、うんちが出て、おむつが濡れている(排泄)
などの生理的な不快感を
泣くことで表現していきます。
この生理的な要求に応えてもらえることで
赤ちゃんの不快が解消されていくことがほとんどです。
あやしたり、
抱っこしたり、
母乳やミルクをのませたり、
衣服やおむつを交換したり、
赤ちゃんは保護者にお世話をしてもらうことで
親子のコミュニケーションとなり
安心と信頼構築にもつながっていきます。
◆1歳頃 =コミュニケーションのため
自分で歩いて動けるようになったり、
保護者の話す言葉も少しずつ分かるようになってきてはいるものの、
思うように動けなかったり、
うまく言葉で伝えることができない、
など、そんなジレンマやもどかしさが
かんしゃくとして表出されることが多いです。
また、自分のしたいことと
保護者の意図することの違いも
少しづつわかるようなってくる頃であり、
その思いの相違が行動となって
表れてくることもあるでしょう。
これらの反応は、
気持ちを伝えるコミュニケーションであり
意思表現として成長の1つのあらわれと
捉えられるでしょう。
♦2歳~3歳頃 =イヤイヤ期、自分の意見を主張する
2歳頃になって表れるのが、よく言われるイヤイヤ期。
「イヤ」「ヤダ」と自分の気持ちに加え
行動や態度に言葉も加わり
自己主張してくる時期です。
言葉でコミュニケーションがとれるようになり、
表現できるようになってくると
落ち着いてくることも多いです。
________________
このようにかんしゃくは、
年齢や発達段階、その場の状況によって異なりますが、
決してわがままをいっているのではなく
子どもからのサインであったり
成長発達の経過といえます。
ではでは
どんな対応をしたらよいのでしょうか?
◇こんな対応はNG
・怒鳴る、感情的になる
→ますます興奮してしまう
・身体的な抑制、手を出す
→根本的な解決にはなりません。
手を出すことは暴力となりますし、より攻撃的になったり、不快な感情を募らせることになります。
また、子どもの心身に後遺症としてのこる可能性があります。
・無視する
→子どもは理解してもらえない、という思いを抱きます
◇対策
まずは深呼吸して、心を落ち着かせる
子どもに言葉をかけ、話をきく
子どもの気持ちを代弁するような言葉がけ
抱っこする
そばで見守り寄り添う
落ち着くまで待つ
けがをしないように周囲の安全の確保
冷静さを取り戻したらタイミングでほめる
子どもが ‘かんしゃく’ や ‘イヤイヤ’となった時
とっさに大人も感情的になってしまうことも
あるかもしれませんが、
同じ土俵にたってしまうのではなく
客観的に
俯瞰して
子どもの様子や気持ちを汲み取るよう
意識を向けられるといいですね。
子どもを通して
大人もコミュのケーションの練習させてもらいながら
日々成長ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
****************
子育て案内所 えんむすび
【開所日】
火~金曜日 11:00-19:00
土曜日 9:00-17:00
【助産師相談】
水・木・金曜日 15:00-19:00
方法:対面、電話、メール
*****************